www.nbc-online.org
ホーム
コミュニティ
コンテンツ
@NBC
@nifty関連
一般リンク
メールマガジン
お役立ち 翻訳 ニュース 株/相場 路線検索 天気予報 旅行・ホテル スポーツ 地域・タウン ウィルスバスター  

コミュニティ

掲示板
  ・@NBCルーム
  ・経営相談室
  ・IT相談室
  ・利用上の注意
Blog
  ・NewsPickup
  ・ぴんぽんふぁん人生

コンテンツ

講演録(勉強会)
企業インタビュー
コラム
ITケーススタディ
ウイルス対策

@NBC

@NBCからのお知らせ
@NBCについて
お問合せフォーム
サイト利用上の注意事項
セキュリティポリシー
■現在位置:ホーム > コンテンツ > インタビュー > 株式会社Eストアー 代表取締役 石村 賢一
 

インタビュー

株式会社Eストアー 代表取締役 石村 賢一
株式会社Eストアー
photoレンタルサーバー、Eコマース決済プラグイン、来店促進メールマーケティングなど多岐にわたる事業を展開するEストアー。創業以来わずか3年でナスダック上場と、まさに日の出の勢いの同社をご存じの方も多いはず。今回は自身をインターネットインフラ屋と言う石村社長に急成長の秘密を聞いてみた。

──まず、御社の業務内容について、お伺いいたします。

    自分たちでは「インターネットインフラ屋」と言っています。
    インターネットビジネスは今後ますます増えていくわけですが、キャパシティとしては6倍から8倍くらいあると思っています。そういった中で、企業活動が今まで百年くらい鉛筆・定規から始まって、そろばん・電卓・電話・FAX・コピー機など、必要な道具がどんどん変わってきました。例えば20年くらい前には日報を書いたりプレゼンテーションの資料を作る時にパソコンなどあり得なく、印刷されたものに手書きで書いたり電卓をたたいて計算したりしていたのが今はパーソナルコンピュータになったのと同じで、ここからもっと短いスパンで「企業活動にこういう道具が絶対に必要になってくる」という1つが、当社で言うとレンタルサーバーだと思います。それもここ3年くらいで急に一般的となり、日経新聞でも標準価格が載るようになりました。

    それからEコマースがあります。今、名刺にメールアドレスが入っているのは当たり前のことですが、今から7年くらい前は非常に珍しいことでした。今後は名刺にアドレスが入っているのと同じように、企業活動するのならEコマースをやるのが当たり前になってくると思います。そういった時に必要になってくるであろう道具をサービスしているのが当社です。

──少し前まではインターネットを利用する人は珍しく、日常的にオンラインショップを利用する人は限られていたと思います。石村社長は、ネットがこんなに急速に普及すると考えていらっしゃいましたか?

    正直、こんなに早くとは思っていませんでした。
    私は3年前から毎週ネットで買い物をしているのですが、3年前には欲しいものがあまりありませんでした。しかし今はなんでも欲しいものがあります。

──アスキーさんで働いていらした頃と、経営者になった今と比べて、生活や意識などで変わったことはありますか。

    アスキーの社員だった頃は、自分の思うような事ばかりできたわけではありませんでした。今はトップの立場ですが、だからと言って自分の思い通りにできるわけではありません。私の上に株主がいますし、なにより自分の思い通りにしても社員がついてきませんから。多くの社員がダメだと言うことは諦めざるを得ないのです。

──ネットを使った事業はいろいろあると思いますが、なぜオンラインショップ関係をやろうと思われたのでしょうか。

    伸びると思ったからです。Eコマースのインフラ屋としてある程度の仕事ができると、近い将来もっと大きな事業ができると思ったのです。Eコマースは誰もがやる。そこでインフラを提供する側にたてば、買う側と売る側の与信管理ができると思います。
    そういうインターネット上の与信管理がきっちりできれば、インターネット上での信頼交換場ができるので、先々もっと大きな事業につながっていくだろう、そう思ってはじめました。ですから正直言って、いまEコマース部門は赤字です。

──今オンラインショップは非常に多く、またパソコンに詳しくない人でも簡単にお店が持てるシステムやモールがたくさんでていて競争が激しいと思うのですが、御社が急成長している理由は、どのような事だとお考えですか。

    一番大きな理由は営業力です。ただ、当社には営業力がないのです。最初は6名で起業したのですが、わずか6名の会社が流行りのASPなどで儲けることは不可能だと思いました。どんなに一生懸命営業しても限界があるが、幸い物を作り運用することはできる。だから販売は得意な人に任せ、専門分野に特化しようと思いました。
    そして物を売ってくれる人がいたから急成長したのだと思います。そのあとソネットさんなどいろいろな会社が販売側にたってくださいまして代理店が今16社ありますが、売り手さんがいるおか げで急成長したというのが、もっとも大きな理由だと思います。

▲(株)EストアーのWebサイト。事業内容が一目でわかるトップページには、希望のドメイン名を探せるサーチエンジンも。

    続いて、「やりたい事をやる」のではなく、「お客さまがやって欲しいと思っていることをやる」、というのを、会社のスローガンにしています。
    いろいろアンケートをとってみても、30%の人たちはモールではない所から買っています。次の30%の人たちは、リピーターです。モールで買い物をする人は、以前は7%くらいいましたが、今では6%を切るくらいの比率です。とすると、私たちの「インターネットの道具屋になろう。」という考えは、おそらく間違っていないだろうと思います。それが顧客のニーズだと思うのです。

──楽天さんにはショップさんどうしがネットショップ運営について情報交換する場があると聞きますが、Eストアーさんを利用しているショップさんには、そういう場はありますか?


▲同社発行の機関紙、「ネップレ」メールマガジンではなく、印刷した冊子を郵送している。

    今はオンライン・オフラインとも、そういう場はありません。ただ一方通行ではありますが、機関紙を作って「こういう事例がある」という紹介はしています。

    ユーザー同士の場を作らないというのには、実は理由があります。ノウハウを苦労して手にいれた人たちは、絶対人に言わないと思うのです。というのは実際に当社のお客さまで月商数千万という所が数十社あります。数百万の所は数百社あります。
    全体でいうと半分は勝ち組、半分は負け組です。機関紙に登場していただくのは勝ち組の方ですが、「謝礼をだすから講演をやって欲しい。」とお願いしても、たいてい断られます。逆に売れていない会社のほうが「出たら売上げが上がるかも。」と思われるようで、出たいと言われます。ですから情報交換の場を設けても、あまり参考になる話は聞くことができないと思うので、こういう機関紙の記事という形を通して行っています。

──石村社長は、インターネットビジネス全般に対して、どのように考えていらっしゃいますか。

    インターネットのサービスは5つあると思います。一番リスクがあるけれど儲かる所と、誰でも参加できるけれど一番競争が激しくて熾烈な所。あとその間に3段階あります。当社は一番真ん中の仕事をしています。

    下のほうは莫大なお金がかかるので、当社ではやっていません。レイヤー2で数千億、レイヤー1だと数兆円かかります。レイヤー4・レイヤー5に手を出すと、顧客の仕事をとってしまうことになるのでやりません。
    当社には、まったく取引のない会社から「お宅のパンフレットを100部送って欲しい。」という電話が、よくかかってきます。なぜかというと、その会社の営業マンが、それを持って顧客の所に行って、「これを使えば月6千円ですから、Eコマースやりましょうよ。ホームページは私が作ります。」と売り込むネタにするのです。それでその会社は百万円くらいの利益を得て、当社は毎月6千円の継続的な収益を得るわけです。ですから当社がホームページを作ってしまうと営業してくれる所がなくなってしまうので、上のほうの仕事はやりません。     

     今までインターネットビジネスは儲からない、ITはバブルだと言われていましたが、それは当たり前だと思います。なぜなら今までは消費者の市場がなかったからです。
    当社はあくまで事業者に対するインフラ屋です。彼等は線は手に入れた、次に手にいれるのは箱とか場所だと思います。
    今度消費者市場ができあがった、事業者市場もできてその箱を中心に取引ができるようになったとすると、そこで派生してくるのが流通インフラです。それが、わかりやすい言葉でいうとEコマース、これが成立すると思うのです。

    当社でいうとサイトサーブという商品がこれにあたって、これが収益源です。Eコマースのストアツールは先ほど言いました通り赤字ですが、いずれはこれも収益源になるだろうと考えています。マーケティングというのはその先だと考えていて、当社は今、この辺の仕事をしています。

──御社に依頼してくる方々はおそらくパソコンやインターネットについてほとんど知識がないと思います。自分たちには常識としか思えないような用語も使い方も知らない方々に対して、どういう風に対応していらっしゃいますか?

    どうしても自分たちはわかっている立場なので、わかっているという対応をしてしまいます。それが一番むずかしい所です。昨年「サポート日本一を目指そう」というスローガンをあげて、メールではなく電話で対応するようにしました。お客様からメールがきても、「電話でもいいですか?」と、電話で返事をするよう心がけました。こちら側としてはメールのほうがラクなのですが、電話のほうが誤解がなくなるし、コミュニケーションもとれます。

──石村社長は今までこの業界で仕事をされてきているわけですが、西さんと孫さんの事はどう思われていますか。

    そうですね。どちらも後光がさしていると感じています。西さんとは同じアスキーで仕事をしていたのですが、私が入社した16年前に、「おまえ、ADSLって知ってるか?」と言われました。「なんですか?」と聞くと、「アシンメトリックやで、非対称やで、すごいだろう。わかるか、おまえ、この意味。」と言うのです。なんの事かさっぱりわかりませんでしたが、16年前に「非対称で通信 するのがすごい」ということに気がついていたのです。それくらいインターネッ トやコンピュータを使うのがすごい人です。ただ言い換えると、何でもやること が早すぎてしまい、だからうまく商売にならなかったのだと思います。
    それとは逆に、孫さんはある素材を調理するのが天才的な方だと感じています。 インターネットビジネスは今後3年半で10倍に伸びると予想されていますが、 孫さんがいなかったら、こんなに早くはならなかったと思います。

──御社の社風はどのような感じでしょうか。

     社風は私が以前勤めていた会社と似ていると思います。とにかくよく働きます。勤務時間は9時半から18時半ですが、実際に社員が帰るのは22時半くらいです。

    昨年の夏くらいまでは全員が毎日終電で帰宅するくらい働いていたのですが、「これはちょっとまずいな。」と思い、早く帰るように心がけるようになりました。というのは、「世の中の変化に気がついていない」ということに気がついたのです。今まで忙しすぎて、どんなものが流行っているか、世間の人がどんな事に関心をもっているか、ということに気がついてませんでした。そのため昨年の9月から「水曜ノー残業デー」というを作りました。最初はいろいろ大変でしたが、最近ようやく定着してきました。


──石村社長ご自身、そしてEストアーの将来の夢・展望がありましたらお聞かせください。

    会社としての夢というか展望は、できるだけインターネットから遠ざかりたいと 思っています。今も、たまたま売っているものがインターネット的な商品だとい うだけで、やっている事は運営代行業というサービス業です。ですから、あまり インターネットとか機械を表にださずやっていきたいと思っています。 よくASPはアプリケーションサービスプロバイダーといいますが、おそらく 多くの失敗しているASPはアプリケーションプロバイダーになっていると思う のです。成功されている所を見ると、皆サービスプロバイダーです。ですからサ ービスをプロバイドしなければいけないと感じています。
    あと個人的な夢としては、たくさん儲けて発展途上国などの貧困層のために使 いたい、という思いがあります。世界中の人が皆幸せになれるように、というと かっこよすぎますが、思いっきり稼いで、それを有効に使いたいと思っています。 たくさん儲けて自分が金持ちになるより、そのほうがより面白い人生が送れそうだと思うからです。

──「とにかく仕事が忙しくて大変だけど、その大変さが楽しい」と、おっしゃるいう石村社長らしい夢ですね。本日はどうもありがとうございました。


株式会社イーストアー 会社概要
会社名 株式会社イーストアー 
(Eストアー/Estore corporation.)
資本金 4億1,442万円
代表者 代表取締役 石村 賢一(いしむら けんいち)
事業内容 サーバ事業
各種ネットワークサービスの企画、設計、開発、運用、コンサルテーション。
当社システムならびにサービスの、販売、卸売、代理店販売、OEM供給、ライセンス。
会社設立 1999年 2月 17日
URL http://www.estore.co.jp/


[ 前のインタビューへ ][ 一覧へ ][ 次のインタビューへ ]
© 2003 @NBC-Online
@NBCとは @nifty